今年も全国シニアサッカー選手権大会、山形県代表決定予選会に参加しました。
同大会県予選会での昨年の我チーム(鶴岡F C ドリーム50)は、準優勝の第2代表で東北大会に挑み、残念ながら決勝トーナメントを前に予選リーグで(一勝一敗一分)敗退しました。
今年は3年ぶりに東北大会を制するのがチームとしての目標です。
東北代表として3年ぶり3回目の全国大会に出場するには、何としても県予選に優勝し、第一代表として東北大会に出場する事です。
予選リーグを2連勝(対米沢1―0・対長井10―0)し、準決勝の苦手な酒田戦を辛くも0―0(PK戦 3―1)で勝利し、3年連続での決勝戦にコマを進めます。
決勝の山形戦は、真夏並みの気温34℃、陽炎が現れる人工芝のピッチという過酷な条件下で試合開始を告げるホイッスルが鳴り響きました。
選手層の厚い我が鶴岡の作戦は、前半の半分で数名を交替し、後半開始時にも数名を交代、後半の半分で又数名を交替するという、選手層を武器にした走り負けないサッカーです。
その効果は前半の残り5分位に早くも表れ始めました。
山形は徐々に体力が消耗し、単調な攻めを繰り返すのみでシュートになかなか持ち込めません。
逆に鶴岡は中盤を制し、ボール保持率は明らかに鶴岡が上回ります。
ただ、シュートが精度を欠きます。
せっかくの高いボール保持率を生かせず無得点で前半終了です。
ハーフタイムでのベンチの指示は、「この過酷なコンディション下では走りきれるかが勝敗を決する。」「愚直にボールを追い、体を張って守備をし、前半の戦いを再現しよう。」と選手層を武器にした選手交替を効果的に活かす作戦を継続することです。
運命の後半開始です。
我が鶴岡が攻めますが、なかなかゴールネットを揺らすことができず、ジリジリと時間だけが過ぎていきます。
私は、監督から「後半の途中で二人行くから。」と言われ、はやる気持ちを抑えベンチで待機していました。
後半10分、監督からGOサインです。
私は前半に引き続き、FWの相方、先輩のIさんと共に、途中交代でピッチに飛び出します。
はやる気持ちとは裏腹にゴールネットを揺らせないまま時計の針が進み、試合時間は残り5分になってしまいました。
その時です。
相手陣内でMFのS君がボールを奪います。
私はボールを貰おうと左サイドに流れました。
そこでMFのS君は絶妙なタイミングでスルーパスを決めます。
私では無く同じく交替出場した先輩Iさんに(泣)。
ゴール前中央に、走り込んだIさんは、右足でワントラップ。
キーパーの位置を確認し、左足でゴール右隅に冷静に流し込みゴールが決まりました!
歓喜の決勝点です。
残り少ない時間を我が鶴岡は上手にコントロールし、余裕を持って試合終了のホイッスルを聞くこと出来ました。
「何としても県予選に優勝し、第一代表として東北大会に出場する」という初期目標を達成し、チームの本当の目標「今年は3年ぶりに東北大会を制する」に挑みます。
7月に行われる東北シニアサッカー選手権には、決勝を争った山形さんと共に出場致します。
又3回目の全国大会に出場出来る様、今度こそゴールネットを揺らせるよう、練習に励みます。
http://www.yfa.jp/works06-2019-01/